大将のひとりごと

イオンサプライ!ポカリスウェット、、、

昔のスポーツ根性論には、水も飲まずうさぎ飛びなんていうことはありましたよね、、、

 

厨房は体力勝負!!とはいうものの、頭もつかいます。まだまだ見習いだったころ、声を出すことは、一番の仕事。

オーダーストップがかかるまでは、とにかく、集中して、頭は常にフル回転、身体はキレ良く動く。ただ、毎日3時間程度の睡眠では、なかなか、集中力がつづかないものです。

当時はまだまだ、根性論優先。いまでも、少しそんなところありますけど、、、

鍋振る人はマイカップが用意され、それを切れないように補充するのが私の仕事、だんだんと喉も渇きますが、注ぐのみです。

22時頃にゴミ捨てに地下へ降ります 

お昼の休憩と、営業前の一服以外は水を口にすることもありません。ゴミ捨てに行く時は唯一のチャンスです。

忙しい時はお昼以外は何も口にしないのでカラッカラです。

その日もゴミ捨てに向かい、ヘトヘトで歩いていると、従業員食堂に明かりが、、、

あれ、こんな時間に電気ついてたっけ?と思い通ったら、和食の方がカップコーヒーのんでしゃべってるのが見えました。そっか、自販機は使えるのか。何気にそう考えながら、ゴミ捨てに向かいゴミを捨てて戻りにまた、従業員食堂の前をとおります。あれ?誰も居ない?

チャンスです!ポケットに200円くらいあったはず!自販機に近づき投入、迷わずポカリスウェット、ポケットに入れ従業員食堂をでて、空っぽのゴミ箱たちを引き連れて、ゴミ捨て場に向かおうと、その時、、、

後ろから呼ばれます。

だいすけー!振り返ると長い廊下の先に先輩が!!まずい!!ポカリスウェットでぱんぱんのポケットを押さえて、どうしました?

と聞くと、これもお願いっていってたやん!といい小さな袋をだされました。

あっ、すみません。捨ててきます。そう言って受け取った袋と空っぽのゴミ箱を連れて再出発しました。幸い、先輩は来てません、ポカリスウェットもばれてません。

ゴミ捨て場の自動ドアが開き、悪臭のその中へ入り、機械に袋を入れ、周りを確認して一気にポカリスウェットを流し込みます。

と、その時

自動ドアが開きました。さっきの先輩です。

手にはポカリスウェット2本もってます!

あれ!もってたの?

少し口からこぼれたポカリスウェットを袖で拭いながら、すみません。とぽつり、すると。いやー喉ぐらい渇くよ、俺らもお茶ぐらい飲んでいーじゃんよ!と言いながら、もう一本飲める?とポカリスウェットをさしだしてくれました。

よく考えると、差し出した袋のゴミってはなっから、頼まれてなかったみたいです。

2人でポカリスウェット飲み終えて、さっ、ちゃちゃっとかたづけよーやと厨房に戻りました。

俺たちの頃は、、、とか、あの頃は、、、とか、話すもんじゃないという風潮がありますが、みんな、通る道は変わらない。

話せる人と話して楽しかったらそれでいい。

今日では、水分補給しなさい、休憩をとりなさい、残業を減らしなさい、いろいろお節介です。

やりたきゃやるし、やらんやつはいつでも、やらん。 やるやつは、力加減しってる。

ゴミ捨て場で飲んだポカリスウェットの味は忘れません。いまでも、そんな奴いるのかな、いたら会ってみたい。

全部、いい思い出です。

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