大将のひとりごと

料理よりセンスを問われる、ホール、、、

グラスの持ち方は、こうっ!

左手で3個、右手に1個。

初めてホテル以外で働き始めて、6ヶ月が過ぎる頃、勤めていた会社の店舗の店長となりました。もっぱら、料理しかしてこなかった私には、全くの別業種のように思えて、ぎこちなかった。

林、来月から、このお店の店長をやってくれ。

あ、あの、、、、 まだ歴も長く、年齢も私より上の方もいますが、、、と応えると、

わかっとーよ、社長と話した結果なんよ、ホールが苦手なんやろ?大丈夫、しばらく部長に入ってもらうから、、、頼んどくよ!

あっ、はい。

そうして、部長から教わりながら、不慣れなホール業務に就きました。

ランチタイムは、スピードが大事だから、そんなトレーで水運んだら、お客さんとぶつかるし、遅れるから、持ち方を覚えろ。

と、指導が始まりました。

来るお客様には、全て一度はコンタクトしなさい。リピートされてるお客様には、可能な限りコンタクトしなさい。お見送りは、必ず、声だけは辞めなさい。目配り、気配りは、経験でできる、足配りは、体力があればできる。全部やりなさい。業務がおわったら、思いっきり、息抜きしなさい。

いろんなことを教わりました。

先日伺ったとあるお店のスタッフさんが、お店にきてくれました。

若い方達で、営業されてるお店ですが、特に若い男性スタッフが、すぐに、目に留まりました。じつは、この若いスタッフは、少し前にお店に来てくれて、お話をしたので、顔を直ぐに思い出しました。

とかく、話上手で、打ち解けやすく、感じのいい方でした。

圧巻は、その後、サービスに来た別の男性スタッフが、

先日は、うちのスタッフがお邪魔したようで、お世話になりました。

と、なんでわかったんだろう?

不思議におもってましたが、来店された、スタッフになんでわかったの?と聞くと、うちのスタッフが、ぱんどらの方です、と教えてくれたんですよ。と、覚えてくれてたんだ。ただのおしゃべり君じゃなかったんだ。すごい!と感心しました。

飲食店にとって、料理は大切な商品ですが、もっと大切なのは、料理で私を売り込めたか、お店を売り込めたか、人と人を繋いだか、だと思っています。その若いスタッフは、きっと、ホールの仕事を教わってた頃の私より、全然若いですが、人と人を繋ぐことは、きっとその頃の私より、断然上手でした。もう、彼の名前も顔もしっかり覚えてしまいました。

彼が、どんな料理を、作るのかは知りませんが、きっと、商売して、自分のお店を持つと、笑顔の、絶えないお店になるだろうなと思うし、いつか行ってみたいなと思いました。

うちのお店に来るお客様が、私たちの名前と顔を覚えてくださるよう、彼に負けないように、一生懸命営業しようと思います!

 

 

 

 

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