大将のひとりごと

とにかくやれるだけやろう、、、

時には負けを認めることも大切だが、負けない!という強い気持ちあってこそ、、、

少しずつ仕事を覚えてきて、1年程が過ぎた頃だったか、同じ歳の中途採用のコックさんが入社することになった。副料理長から、林と同じ歳だけど歴は全然長いから、、、そうです、大学中退し、1年程してコックになったので、料理学校を卒業して、コックさんになった人より明らかに遅れてました。どんな人なんだろう、、、と、想像ばかりで、実際に会うと現実を見たくないほど、力の差がありました。

とにかくよく働き、まともに、休憩もしないし、無駄口もきかない、お笑い芸人になりたいとか思ってた自分とは真逆のタイプでした。

地元が一緒で公私ともに可愛がってくれた先輩が私を呼びます。

大介、みてみろ!〇〇は来て何日だ?もう鍋振って、あの位置にいるぞ、お前はいつそうなる?

返す言葉が見当たりません。なんとか、練習しているものの、すぐに、縮まる距離ともおもえなかった。

悔しい、、、、あぁ悔しい、、、

そればかり、でも、前に進まない、、、確信がない、、、 

悶々と過ごしていたけど、今は勝てん!でも、いつか、追いつこう。で、最後に追い越そう!

そう思うことにすると、打ち解けてくれました。

元々は副料理長の紹介で入ってきた〇〇さんだったので、副料理長とは仲もよく、すでに、信頼関係があった。2人でよくお酒も飲みに行っていた。なので、自分も行く!!と自ら口にして行ってみた。無口な副料理長だが、そこでは、別人だった。 チャンスとばかりに疑問をたくさんぶつけた、しょーもないことから、大切なことまでたくさん。いっぱい話してくれて、たくさん勉強になった。

そんなこと考えて仕事してたのか?などと言われることもたくさんあったが、料理学校など行ってなく、調理の常識、中華の事、知らない事だらけで疑問が無いわけがない、でも、普段は厨房で聞けない雰囲気だから、しかたなかった。いまみたく、スマホでもあればはやかったが、、、

たくさん話してるうちに、俺も、信頼されて、早くもっと上の仕事がしたい、そういう思いは必然と生まれました。

よし、明日から30分早出だ!

少しでも手を空けて、なんか手伝う、そうすると、だんだん仕事もらえるんじゃないかな?

甘かった、、、

手が空いてると見ると、他の先輩からの雑用が入る、、、、

よし、1時間早出だ!

甘かった、、、もっと雑用がはいる、、、

よし、2時間早出だ!

これくらいやると、だんだん手が空く、投げつけられた焼売も、春巻きも、胡麻団子も、デザートも、手当たり次第に手伝った、当時は比較するものがないから、これが絶対と思い、一生懸命に取り組んだ、寝る時間なんかない、終わったころには、あかちょうちんに待ってる副料理長がいる、フラッフラだったが毎日毎日一生懸命だった。

今、同じ歳の当時のコックさんは、某ホテルの料理長になりました、いまでも、当時のことを振り返ることがありますが、あの時出会ってたから、負けたくない!が今の自分を作ってくれたんだと思う。

意地を張ることは、強くなるが、孤独にもなる。

見栄を張らず、素直になれば、仲間ができる。

いまでも、そんな世界なのかは知らないが、時には、負けを認めて、習えばいいし、そんなに急がなくてもいい”継続は力なり”という言葉に救われた毎日でした。

負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、だめになりそうなとき、それが一番大事!

ほんとにそれ!

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