もともとアレルギーもなにもないのに、、、
中華と言えば、ニンニク、生姜は沢山使うイメージがあるかと思います。ぱんどらでは、ニンニクはほぼ使いませんが、お客様がニンニクが効いてて美味しいと言った時は、なるべく、尊重してありがとうございますと伝えます。
悪意ではなく、お客様を否定しない様にしております。
見習いの頃は週一でニンニクと生姜を大量にひいては絞ってという仕事がありました。
個人的にニンニクはあまり好きではなく、ニンニクのホイル焼きとかのメニューを居酒屋さんで見かけますが、絶対に頼まない一品です。
ある日、深夜になって、ニンニクをミキサーにかけようと剥いて剥いて剥きまくってたら、Hさんから、手切りで細かくすることも勉強だよ。と、教えていただき、その日から手切りにチェンジ、がしかし、これが、一番の問題となりました。
好きじゃないからか、数キロを砂糖の粉の様に細かく切るには沢山触れなくてはいけないのですが、手が痒い。爪と皮膚の間が痒くなりました。
だんだんとその程度はひどくなり、何かに集中してない時は、やたらと痒いんです。
ある冬の日、明け方まで仕事をこなして帰る頃ロッカールームは誰もいなく、静まり返った部屋に、叫び声を上げてしまう出来事が、、、
だんだんと程度の酷くなる指先に、着替えたセーターが微かに引っかかる感触と共に、爪が剥がれ落ちました。痛い、、、
そして、その日から2ヶ月程度で、手の指の全ての爪が剥がれ落ちました、痛い、、、
医者に行くと、菌などはありませんが、なにか、刺激物に長時間触れたとか、心当たりは?と、
あー、あれか。ニンニクや、、、
向いてないのかな、、、ちょっと真剣に考え込んでいました。コンビニでお釣りをトレーに置かれると、取れない、、、情けなくなりました。
そして、約10年ほどかかって、30歳くらいの頃しっかりと生えそろい、それからは、ニンニクを触っても、なんともなくなりました。
予期せぬところで、トラブルに見舞われることは、多々ありますが、何事も簡単にあきらめないこと。
知り合いのお店に働く女性スタッフが、その昔、手荒れで悩んでました。
とても酷く、事態は深刻でした。私は、私の経験から、続けたいと思えることは、どんなことがあっても続けたほうがいい、もし、迷うなら、一度離れても死にはしない。そうつたえました。
いらっしゃいませ〜と、おしぼりを出してくれた彼女の手は、苦労を乗り越えて、すっかり良くなり、看板娘としていまでも飲食店で奮闘してました。
新成人の皆さん、おめでとうございます。
これからの苦難に打ち勝ち、希望のある将来に羽ばたかれてください。