全て、感謝感謝、、、
調理の世界に飛び込んだものの、料理学校も行ってないし、特に著しく興味があったのではなかったのですが、なにせ、実家のお店を継いで、父と仕事してみたい、そんな気持ちからはじまったのですが、
いいよなー、3代目は、呑気にやってても、帰るとこあるもんなー!
そんな罵声を浴びせられる事もしばしば、、、
そんな時、ふとよぎったのは、私がこのままでは、いつか実家の後を継いでも、きっと馬鹿にされ、店の看板に泥を塗ることになる。それだけは避けなければ、、、
そんな事から、段々と、意識がかわりました。
私は、これまでの一緒に働く後輩に、よく言いました。
きっかけはなんでもいい。おこられたくない。上手になりたい。この人に負けたくない。どんな理由でもいいから、小さな目標をクリアしなさい。
私の場合、それが、責任感を大切にする!という事でした。
言われたことには、忠実に、怒られたときには、真摯に、求められたときには、それ以上に、この事を大事にしました。
まぁ、時に、料理長から、
なんだよ、その目は!!ケンカうってんのか!
などと、怒られることもありましたので、性格までは変えれませんでしたが、、、
やがて、責任感に、要領が加わりました。
そうすると、求められた事に、素早く、反応できるようになります。
そうして、毎日を過ごしていましたが、刺激がなくなり、次のホテルへ、、、
博多へ出てきました。
そこでは、沢山の新しい出会いがあり、考えを180度変えられることもたくさんありました。
やがて、知りたい!とか、やってみたい!
新しい欲求というものがうまれました。
そして、当時20代だった、Mさんと出会い、それが、料理に対しての考えをすごく研磨してくれました。
それから、仕事もプライベートな時間も、沢山をMさんと過ごすことで、いろんなことを勉強でき、厨房で実践するという、沢山の機会にも恵まれました。
技術や知識や経験、お金で買えないものばかりです。
昨日の忙しい瞬間に、スタッフのほんの小さなミスを、指摘しながら思い出したところでした。
私を指導してくれた、先輩方もこんな事考えながら、育ててくれたのかと思うと、感謝感謝です。